中央大学ロースクールだより11月号
お久しぶりです。みにゃたろっくです。
先日Twitterのタイムラインを眺めていると、中大ローでどのような基本書や演習書を買わなければいけないのか、どんなものをベースに講義がすすむのか、といったツイートを観測しました。(やることがたくさんあると自称しているのに、なんで優雅にタイムラインなんて見てるんだ!という正論ツッコミはご遠慮ください。)
そのため今回は2年生以降の必修の講義で多くのロー生が購入する基本書等を紹介しようと思います。僕は既修入学のため1年生のときに使う基本書等は知らないです。ごめんなさい。
そんなわけで今回はあまり面白みのない内容になると思うので、わくてかしてこれを読んでいる方は、ここらへんで閉じるボタンを押してくださって結構です。
一瞬、ここでAmazonのリンクを貼ればアフィリエイトでウハウハ…!と考えましたが、「結局は金もうけか」「資本主義の豚」「机が汚い」「チビ」といった誹りを免れないと思ったので止めました。ほめてください。
では始めます。
2年生で大半が購入する基本書としては、
・新スーパー過去問ゼミ行政法
・基礎演習行政法
・プロセス演習憲法
・ケースブック会社法
・新問題研究
・民事訴訟第一審手続の解説
・民事判決起案の手引き
・紛争類型別の要件事実
・事例で考える民事事実認定
・刑事訴訟実務の基礎
・解説「弁護士職務基本規定」
といったところでしょうか。
ここに記載した基本書演習書たちは、それぞれ授業の際に使ったり中間試験の題材になったりするものですので、多くのロー生が購入します。
テキスト指定されていても授業で使わない基本書もありますし、先生によって使ったり使わなかったりというのもあります。
また、これらは僕が使ったというだけで、来年以降変わるかもしれませんので、参考程度にとどめておいてください。
行政法や民法、民事訴訟法、刑法、刑事訴訟法に関しては、先生方が作成した問題集をベースに講義が進められます(その問題集を白表紙教材と読んだりする。)。司法試験を意識したような問題も多く、講義の予習復習が司法試験対策に直結するようなことも多いです。
先生方も、司法試験の合格率等をかなり気にしているようで、司法試験に使えるような知識を伝授してくれます。(なんとかしたいけど受験指導が禁止されているためもやもやしているとなんとか…)
無論、理論と実務の架け橋の名は伊達ではなく、非常に難解な講義もあります。例えば、民事訴訟法とか民事訴訟法とか民事訴訟法とかです。毎年一定数が単位を落とします*1。学年にAは数人しかいないという噂…。
ただ、受け終わって改めて考えてみると、先生方が講義で聞いてくることは、学者である先生方にとっての問題意識を反映していることが多く、実際にその質問について考えを深めることは、非常に有用だと思います。特に判例吐き出し型受験生を絶対潰すマンと化している民事訴訟法の司法試験対策としてもかなり役に立つと思います。(成績の良くない僕が言っても説得力0ですけど…)
閑話休題。
上記で示した基本書等は有用な本も多く、先輩から譲って貰うのは困難な本が多いです。ただ、「解説「弁護士職務基本規程」」については、先輩に言ったら多分譲ってくれます。修習に行ったら貰えるらしいし…。
3年生では必修科目の数が減ります。(2年生はほとんど必修科目で履修が埋まる。)そのため、3年生が講義のために購入するような基本書類は基本的にありません。
これらに選択科目等で購入する基本書類が追加されます。なので、まぁまぁ書籍代はかかると思いますので、これらの本を購入するのに必要なお金は確保しておきましょう。
こんなところです。
以上、防衛省の方向から歓声や怒声、万歳などの声が聞こえてくる自習室からお送りました(何なんだあれ…)。*2
追記
ゆきしおさんにアイキャッチ画像を作成していただきました!すごいクオリティ!ありがとうございます!わーい!!